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商品先物とは

商品先物とは

商品先物取引とは商品先物取引所に上場されている商品のことを指します。この商品先物取引所の上場商品は、わたしたちの生活にかかせないものがあります。
コーヒー豆や砂糖、金・銀・プラチナなどの貴金属。話題に上がることの多い、ガソリン価格もですが、私たちにとってはとても身近なものです。これら商品はすべて、取引商品のひとつなのです。この商品への投資とは、私たちの生活にとても身近なものの価格変動に、投資しているということなのです。

○商品先物取引所とは・・・
「商品取引所法」に基づいて設立・運営されている公設の取引所で、多様な商品が上場されています。
国内には「東京工業品取引所」「東京穀物商品取引所」「中部大阪商品取引所」「関西商品取引所」があります。

株式投資などでも、身近な銘柄を最初選ぶケースがあります。
商品も、朝飲んでいるコーヒーや砂糖などから考えてみると面白いでしょう。

商品先物の歴史

商品先物の歴史を年表にまとめてみました。

年代 日本 海外
1500年     1530年 世界初の商品取引所がベルギー・アントワープに開設
1568年 1568年 商品取引所がロンドン・グレジャムに開設
1600年 1620年 大阪で「米」の先物取引が開始    
1700年 1730年 100年後、江戸幕府は大阪堂島米相場会所に米の先物取引を許可    
1800年 1876年 日本に米商会条例制定される 1848年 CBOT設立
1893年 証券、商品の両取引所を統一的に規定した取引所法制定される 1882年 NY鉄・金属取引所(現NYMEX)設立
    1870年 NYCE(現NYBOT)設立
1872年 NYバター・チーズ取引所(現NYMEX)設立
1874年 シカゴ製品取引所(現CME)設立
1882年 NY鉄・金属取引所(現NYMEX)設立
1900年 1943年 日本証券取引所法制定 1917年 サンパウロ商品取引所(現BM&F)設立
1950年 商品取引所法公布 1955年 全米先物取引業協会設立
1952年 東京穀物商品取引所設立 1960年 シドニー先物取引所設立
1967年 全国商品取引所連合会法人化 1972年 CMEで金融先物取引開始
1975年 商品取引受託債務保証基金協会設立 1973年 CBOE設立
1982年 東京金取引所(現東京工業品取引所)設立 1974年 米商品先物取引協会設置
1984年 大阪繊維取引所(現大阪商品取引所)設立 1980年 IPE設立
  東京工業品取引所設立 1982年 全米先物協会設立
1988年 金融先物取引法公布   LIFFE設立
1990年 商取法改正により自主規制団体として「日本商品取引員協会」設立 1984年 SIMEX設立
  東京工業品取引所で貴金属が電算化によるザラバ取引に移行する 1986年 MATIF設立
1992年 商品ファンド法制定 1988年 CME、SPAN証拠金開発
1993年  東京砂糖、東京穀物商品取引所が合併、「東京穀物商品取引所」誕生 1988年 CME、SPAN証拠金開発
大阪穀物、大阪砂糖、神戸穀物商品取引所が合併、「関西農産商品取引所」誕生    
1996年  1月、委託者数が初の10万人を突破
名古屋穀物砂糖、名古屋繊維、豊橋乾繭取引所が合併、「中部商品取引所」誕生
2000年 2004年 手数料全面自由化に先立ち、1月、「特定の電子取引」に限り手数料自由化 2000年 Euronext.liffe:9 月、アムステルダム、ブラッセル、パリの取引所が合併
東京工業品取引所金実物取引・毛糸、中部商品取引所スフ糸、大阪商品取引所スフ糸・綿糸30を上場廃止。商品の整理統合が進む
4月、改正商品取引所法施行、伴い「日本商品取引員協会」は「日本商品先物振興協会」、
「日本商品先物取引協会」に分離
7月、東京工業品取引所に石油市場(ガソリン、灯油)誕生

商品先物の取引のしくみ

<商品先物の仕組み>
ここでは商品先物取引の仕組みについて話します。
商品先物とは、一定の期間に一つの商品を売買することを約束して、その取引価格を現時点で決める取引のことをいいます。要するに先を予想して行う取引です。決済方法や、取引方法の仕組みは現物取引のように通常行われている取引とは違います。
現物取引は、取引時に受渡代金と商品を交換するのが一般的となりますが、商品先物取引は「3ヶ月後に金10kgを1gあたり3,000円で売りたい又は買いたい)」という取引を約束するもので、これが商品先物取引の特徴です。

<商品先物用語>
*商品先物取引では、契約の満期(限月:げんげつ)と呼びます。
* 取引の基本となる取引数量は「枚」で表され、1枚あたりの商品の数量を取引単位といます。(1枚あたりの容量などは商品ごとに定められています。)
例えば、東京工業品取引所の「金」「銀」など取引単位は1kgですが、売買約定価格は1g価格で表示されています。これを「呼値」と言います。株式と同じです。 株価は1株当たりの価格で表示されていますが、取引は1000株、100株、1株と実際の取引にはその1000倍、100倍となるわけです。

<商品先物の決済期限>
先物取引の決済期限とは契約を最終的に終了しなければならない期限のことです。この期限月のことを「限月(げんげつ)」と言い、取引は限月ごと に行われています。それぞれの限月ごとに納会日があり、それまでに反対売買で決済をする必要があります。されなかった取引は受渡決済することになります。

<商品先物の証拠金取引>
商品先物取引では、約定代金の5~10%程度、の担保証拠金を預託することが義務付けられます。
これは、FX取引やCFD取引と同じように定められた証拠金を担保に取引を行うものです。

<商品先物の決済方法>
商品先物取引の決済には、受渡決済と、差金決済という二つの方法があります。
*買い取引が3,000円で1枚約定した場合の決済方法を例にしてみます。

<差金決済>
買値と売値の価格差の決済取引です。
利益: 安く買って、高く売った場合は利益が出ます。
損失: 高く買って、安く売った場合は損失が発生します。

*利益・・・3,300円で反対売買(売り)を行った場合
⇒3,000円で買ったものを3,300円で売るから
(3,300円-3,000円)×1,000(倍)×1(枚)=+300,000円
(別途手数料・税金がかかる)

*損失・・・2,700円で反対売買(売り)を行った場合
⇒3,000円で買ったものを2,700円で売るから
(2,700円-3,000円)×1,000(倍)×1(枚)= -300,000円
(別途手数料・税金がかかる)

<受渡決済>
*現物の授受を行った場合
買い取引が1gあたり3,000円なので、300万円を支払い金1kgの現物を受け取る。(別途手数料・税金がかかる)

<値洗い>
商品先物市場では、建玉(たてぎょく)※まだ未決済のポジションに対して、価格変動によって生じる計算上の差損益を毎日計算しています。これを「値洗い」といいます。
値洗いによって得られる損益を「値洗損益金通算額」といい、その求め方は、未決済の個別の取引について「約定値段」と「帳入値段」との差額に「取引単位の倍率」と取引数量を乗じて得られた額について、損益を通算したものです。

<取引追証拠金>
毎日の値洗いによって計算上の損失が一定の基準を超えた場合に、追加証拠金の請求があります。
決済せず取引を続けるためには、証拠金を新たに預託しなければなりません。これが「取引追証拠金」です。
取引追証拠金は各社により異なるので注意しましょう!

商品先物の取引時間

商品先物の場合、FXやCFD等とは取引時間が異なります。

東工(東京工業品取引所)

立 会 時 間 商    品
日中立会 9:00~15:30 金、金ミニ、銀、白金、パラジウム、アルミニウム
夜間立会 17:00~23:00 原油、ガソリン、灯油、ゴム、日経・東工取商品指数

東穀(東京穀物商品取引所)

先物取引(板寄せ)
時 間 商    品
前場1節 9:00~ とうもろこし 一般大豆 小 豆 アラビカコーヒー 粗 糖
生豆 (9:20~)
前場2節 10:00~ とうもろこし 一般大豆 Non-GMO大豆 アラビカコーヒー ロブスタコーヒー
生豆
前場3節 11:00~ とうもろこし 一般大豆 Non-GMO大豆 小 豆 粗 糖
(11:20~)
 
後場1節 12:50~ とうもろこし 一般大豆 Non-GMO大豆 小 豆 粗 糖
(13:10~)
後場2節 13:50~ とうもろこし 一般大豆 Non-GMO大豆 アラビカコーヒー ロブスタコーヒー
生豆
後場3節 14:50~ とうもろこし 一般大豆 小 豆 アラビカコーヒー 粗 糖
生豆 (15:10~)

商品先物のメリット

<買いからも売りからも取引することができる>
商品先物取引は「買い」だけではなく「売り」からも取引できるのが特徴です。
商品が値上方向へ相場を予想した時は「買い注文」から入り、予想どおり値上がりした時はその商品を売り、売買差益を獲得します。逆に、値下方向へ相場を予想した場合は「売り注文」から入り、予想どおり値下がりした時にその商品を買い、同じく売買差益を獲得します。
買い注文だけでなく、売り注文のできるとは、上げ相場でも下げ相場でも利益を獲得出来るチャンスがあるということです。

<資金が少額でも、レバレッジを効かせ取引額を増やすことが可能である>
商品先物取引は証拠金取引を利用することで、手持ちの資金以上に多額の取引をすることが可能です。またこのレバレッジ効果の働きにより、わずかな相場変動でも大きな売買差益を獲得できます。
なお、株式の信用取引はこの証拠金取引と似ていますが、金利(日歩)負担が伴います。しかし、商品先物取引の証拠金は金利負担がありません。

商品先物のリスク

商品先物取引は、少ない資金でも大きく取引を行うことができます。しかし、これはリスクも大きくなるということです。 価格の変動が激しく、予想に反し推移した場合には、大きな損失が発生する可能性があり、預けた資金以上の損失を被る恐れがあります。

<商品先物取引のリスクについて>
① 元本保証ではありません 。
② 損失により、追加資金が必要となる場合があります。
③ 証拠金取引のため、相場の動向によっては大きな損失となることもあります。

商品先物取引はハイリスク・ハイリターンな取引といえます。
各社の取引ルールをしっかりと確認し、余裕資金の範囲内でお取引することをお勧めします。



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