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銀取引の基本

マーケットの特徴

古くから宝飾品の製造に使用されるとともに、通貨としても使用される他、食器としても根強い人気があります。しかし、最近では赤外線反射率が高いこと、多くの金属と溶融して優秀な合金が作り出せることなどから、工業用としての役割が増大しています。最大の需要は、接点、メッキ展伸材などの電子工業、次いで写真フィルム、銀器・宝飾品となります。価格は、通貨的側面と高い工業的特性から、工業・宝飾用の需要、貨幣用需要、景気動向などに影響を受けます。銀の取引は、1トロイオンス(=31.1035グラム)あたりドル(米国ドル)での値付けを基本としています。現物取引はロンドンを中心としますが、銀先物取引の中心はニューヨーク市場となっており、ファンドなど機関投資家と呼ばれるプレイヤーたち活発に利用し、価格へも大きな影響を与えています。

銀相場変動要因

銀には通貨的側面もあることから、物価やインフレ動向に敏感でインフレに強い貴金属として、金以上のパフォーマンスを見せることも過去にしばしばありました。また、金と同様に為替相場にも大きな影響を受けます。世界最大の生産国が政治・経済が不安定なメキシコということもあり、時に大きな値動きを引き起こします。加えて、ヘッジファンドなどに代表される機関投資家の動きや、取引所(COMEX)在庫の増減も価格に影響しています。

需要

銀の需要は加工用需要が約97%を占め、残りが貨幣需要となります。加工用需要はエレトロニクス、写真産業、宝飾・銀器などに使用され、その需要は増加傾向にありますが、貨幣需要は1995年にメキシコの需要減少を境に1,000トンを下回りその後、横ばいで推移しています。日本ではシルバージュエリーは、金や白金ほどの人気はないが、欧米や中東、インドなどでは人気は高い。国別でみるとインドが2200トン、イタリアの1600トンが目立ちます。インドは1995年に銀の輸入が自由化され、銀の需要が急増しました。

供給

銀は貴金属の中では最も需給規模が大きく、回収システムが既に整備されていることもあり、供給全体に占める二次供給の割合は約22%に達します。二次供給は価格や技術的な動向に左右されやすいのですが、年々増加傾向にあります。



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鈴川克哉 FXプロフェッサー
マネー探検隊