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原油取引の基本

マーケットの特徴

原油の生産量のうち25%はアメリカで消費されています。そのため価格変動の予測としては、アメリカの経済・市場を雇用統計などを参考にしたらいいでしょう。また、投機的なマネーや、巨大なファンドマネーは実需と関係なく値段を無理やりにでも引っ張り揚げていきますから注意が必要です。また以下の点についても注意を払いましょう。●代替エネルギー開発状況●中国の工業化●ロシアの動向

原油相場変動要因

1.世界経済動向
需要面では世界の景気動向が大きなポイントで、景気が変動すれば工業用としての石油製品の消費も影響を受けると覚えておきましょう。
世界の景気が好調な局面では産業用・民生用の需要が増すことで原油価格も上昇しますが、景気後退局面では原油が余って価格が下落しやすくなります。
2.地政学的リスク
国際情勢の緊迫化は世界の景気を後退させる要因となります。
政情不安定な産油国であるイラク、イラン、ナイジェリアなどでの情勢悪化は、原油の供給不安を呼び、価格高騰をもたらします。また、産油国ではないが、パレスチナ情勢も中東地域の紛争の火種となりかねないため、常に注意を払っておく必要があります。
3.OPEC
OPEC定例会議における生産調整の動向は1つの大きな鍵です。OPEC会議において、生産調整枠が決められますが、必ずしもそれが守られているわけではなく、1つの生産の指針となっているに過ぎません。決められた生産枠とは別に、実際の生産調整枠より実際の生産が多ければ、価格は下降傾向にあります。

原油価格

先物取引によって大きく左右されます。現在、ニューヨーク市場で取引される基準銘柄でもあるWTI原油が大きな影響力を持っており、しばしば国際的原油価格の指標とされています。

需要

世界の景気動向が産業用・民生用の石油製品、つまり原油の需要を左右します。
世界の景気がよければ需要が増大し、低迷すれば減少します。また、中国のモータリーゼーションの進展なども需要に影響し、気温の上下では暖房用灯油などの需要が違ってきます。消費面では米国が世界4分の1弱を占める最大の消費国であり、同国の景気動向が世界消費に大きく影響します。特に、アメリカの原油市場はガソリンと密接に関係があり、自動車の稼動が減れば原油価格も下がります。

供給

原油の主な産出国は、サウジアラビア、ロシア、米国の順です。産油国の増産は価格の下落要因となり、
減産は価格要因となるので、世界原油の40%を生産する石油輸出国機構(OPEC)の動向の大きな変化は注目されます。
ロシアも注目度の高い国で、中央アジア、東西シベリアなどの油田からの増産が価格に影響を与えます。



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鈴川克哉 FXプロフェッサー
マネー探検隊