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CFDとは

CFDとは

CFD「Contract for Difference=差金決済」の略で、差金決済とは、売買をした現物を受け渡さずにその売買の結果、発生した差額だけをやり取りする取引のことです。
例えば、日本で人気になっているFX「Foreign Exchange」も差金取引決済であり、様々な金融商品を売買するCFDの中で、「通貨」を売買する投資に特化した金融商品のジャンルの一つに過ぎません。
CFDでは通貨以外に、国内外の個別株や株価指数(日経225やNYダウなど)、原油や金などの商品(コモディティー)、国内外の債券などを、口座に入金した資金の1から数百倍のレバレッジをかけて売買が可能です。

CFDの歴史

CFDは1990年代初期ロンドンで誕生し、法人トレーダーやヘッジファンドとレーダー等が「エクイティスワップ」という名称で取引されて、ロンドン証券取引所の非常に高いボラティリティーのヘッジ策として使われていました。さらにはマージン取引ということもあり、そのコストは実際の取引コストより実質的に安価なものでした。(税制面でも優遇されています。)
現在CFDはOTC(オーバー・ザ・カウンター)取引が中心で、スウェーデン、スペイン、フランス、カナダ、ニュージーランド、オールトラリア、南アフリカ、シンガポール、スイス、イタリア、ドイツ、イギリス、日本で取引されています。個人がCFD取引をできるようになったのは2000年で、CMCMarkets社(英国)が個人投資家向けのCFD取引をスタートさせたのがきっかけです。
CFD取引はこれからますます人気が出てくると予想されますが、その反面、アメリカは法律上禁止されているのでCFD市場が拡大するとともにウォールストリートの活性化問題がでてくるのではと言う声も聞かれています。

CFDの取引例

CFDの取引例例えば口座に50万円あり、Aという銘柄を1ドル100円の時に、80ドルで1000株買ったとする。

この時のレバレッジは
(80ドル×1000株×100円)÷50万円=16倍

その後、株価が85ドルに上昇した時に決済すれば、5ドル×1000株×100円=50万円の利益が出る。差金決済なので、買った時の差額50万円が口座に入ることになる。
しかも、もし株価が5ドル下がってしまったら、損失は50万円になります。
ただし厳密には、業者によっては証拠金の一定割合を超える損失が出た場合などは、強制ロスカットされるので、5ドル下落する前に強制ロスカットされてしまいます。

株式の場合は、約定日の4営業日後に受け渡しがあるので、実際の利益を引き出せるのは4営業日後になります。
しかし差金決済取引のCFDは「相対取引」のため実際の株と交換することはなく、A株を決済した時に、その差額が投資家の口座に入金されて取引が終了。そして、その資金は、すぐに同じ銘柄や別の銘柄に投資することも出来れば、その日のうちに出金することも可能です。

取引時間

CFDで扱われている日本株の場合、東証で売買されている株価をもとにCFD価格が決まるため、東証が閉まってしまえば、CFDでも取引は出来なくなる。
同様に、海外の個別株は上場している市場が開いている時間しか売買はできない。しかし、日本、香港、欧州、アメリカと時差があるので、ほぼ24時間、どこかの国の個別株を売買することは可能だ。
さらに日経225のような株価指数の場合、東証や大証が終わっても、アメリカ・シカゴ市場で売買されるため、その価格でCFDでも取引が可能になっている。
日経225以外にも、NYダウやFTSE100など、世界の中心的な株価指数は、ほぼ24時間売買されているので、FXのように銘柄によっては24時間取引が可能になっている。

世界の主なマーケットの取引時間

  東京証券取引所(TSE) オーストラリア証券取引所(ASX) シンガポール証券取引所(SGX) ロンドン証券取引所(LSE) ユーロネクスト ニューヨーク証券取引所(NYSE) ナスダック証券取引所 CME
  日本 オーストラリア シンガポール イギリス ユーロ アメリカ アメリカ アメリカ
0     23:30 ~ 6:00 ※123:00 ~ 6:00 ※123:00 ~ 6:15
※1
※2
1   
2     
3     
4     
5     
6        
7        
8        
99:00 ~ 15:009:00 ~ 15:00 ※19:00 ~ 17:00     
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13     
14     
15       
16       
17   17:00 ~ 1:30 ※117:00 ~ 1:30 ※1   
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※1 : サマータイム時は1時間前倒しとなります。
※2 : CME Nikkei 225 Futuresの取引時間になります。

CFDの取引時間は、取引対象の銘柄が上場している市場の取引時間と同じです。
例えば、ナスダック上場のマイクロソフト社の現物株CFDを取引する場合には
ナスダック証券取引所の開いている、23:00 ~ 6:00(サマータイム除く)の間取引可能です。

現物株、商品、指数、債権、それぞれのCFDで取扱時間が違うのでお使いのCFD業者の
ホームページでご自分の取引する銘柄の取引時間を確認してください。

CFDのメリットは?

証券会社で日本株を売買する場合、定められた売買単価があるが、CFDでは1株から売買できるので、より少額の資金から始めることが可能です。
また信用取引を使っている場合、最大レバレッジは3倍ですが、CFDなら20倍も可能。
そして信用取引では差金決済が禁止されているため、一日に何度も同じ銘柄を売買するには資金に余裕が必要だが、CFDなら同じ銘柄を何度でも売買可能。

CFDのリスクは?

大きなレバレッジがかけられる、というのは、少額で多額の利益を狙えるかわりに、一瞬で口座の資金を失う可能性もある。
CFDもロスカット機能はあるものの、FXと同じく証拠金以上の損失が出る可能性もある。さらに24時間、刻々とレートが動くFXと違い、CFDで個別株や株価指数を売買している場合、上場している市場が閉まると翌日に持ち越される。そして翌日に市場が開く際、もし自分が考えていた方向と逆に大きく動いて窓を開けた場合や、何日もストップ安やストップ高が続く場合はCFDでも売買が成立しないので、口座に入金した金額以上の損失が出る可能性がある。
このようなFXとの違いも十分に把握しておく必要があります。



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鈴川克哉 FXプロフェッサー
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